動脈瘤、頭の中にあるってよ:発覚、未破裂脳動脈瘤

OOPS

前年の12月28日に夫婦で受診した脳ドックで、2016年1月26日に「右中大脳動脈分岐部に脳動脈瘤が見つかったから精密検査を勧めるよ」という結果が出ました。
妻がちょっと込み入った体調不良で、その原因がもし脳にあっては大変だし、ぼくもついでだからということで脳ドックを夫婦で受診したのです。「マーソ」という人間ドック情報・予約サイトを利用しました(なんとTポイント貯まりますw)。

脳ドックを受けるきっかけとなった妻の方には何の異常もありませんでした。それは一安心です。

見つかったことはむしろ幸運

脳ドックの結果通知の画像

脳ドックの結果

これは強がりでもなんでもなく、本心でそう思います。

脳ドックはおおむね35,000円くらいかかりますし保険が効きませんから、こんなもの一生に一度受けるか受けないかというレベルのものでしょう。だいたい、うちみたいなきっかけでもなければ受けようとは思わない。ぼくは脳ドックの存在すら知りませんでした。

このまま脳動脈瘤のことを知らず、それまでのような不摂生(酒は年に2回くらいしか呑みませんが)を続けていき、ある日突然破裂、くも膜下出血で重度の後遺症が残るとか最悪死んだとなると一大事です。特に長生きしたいとも思わないけれど今正常な社会生活が営めなくなるのは甚だしく困ります。

でも、脳動脈瘤があるということがわかれば(自然治癒もしなければ投薬等で治癒するものでもないのですが)いきなり手術とかでなくても、

破裂リスクを抑えるための対処をしていくことができる

わけです。
爆弾を抱えているのは嫌だけれども、爆弾があることを知った上で気をつけていけばしばらくはなんとかなります。
ぼくは実際、動脈瘤発覚以降まるまる2年経過観察状態でした。

ですから、脳動脈瘤のことを話すとき、ぼくは脳ドック受診を勧めましたし今でも勧めます。
50歳成人における未破裂脳動脈瘤の有病率は約3%といわれているようです。
ガン検診なども同様です。見つかったときには既に手遅れと言われる膵臓ガンなんていうのもある。

知らないままある日突然くも膜下出血になるよかナンボもマシ

だと思いませんか。

ナントカドックは保険効かなくて費用的にはヘビーだけれど、普通の健康診断だけではほんとに通り一遍のことしかわかりません。

できちゃったものはしょうがない

さて、自分の結果を見た瞬間は流石にいろんな思いが頭の中で渦巻きましたね。
だいたい「動脈瘤」って、なんだかよくわからないけど大変で危ない病気でしょ?って思うじゃないですか。しかも「脳」って。

マイ動脈瘤はそこそこデカイ

アップにしてみる

これは嫌なことになったな、最悪死ぬのかな、結婚して間もないのに(49歳で結婚しました、テヘペロ)、おれまだ50なのに、外科手術とか一回も受けたことないのに、第一そんなに休めないぞ、頭に穴開けるのかな、スキンヘッドにするのかな、(MRIの輪切り画像を見て)おれの頭蓋骨っていうのは相当歪んでるんだな、こんなイビツな頭でスキンヘッドは似合わないだろうな、てかどれがこれ頭のどの辺り?とか。

でもその時は、脳動脈瘤とは何か、原因は何か、リスクは何か、リスクはどれくらいか、どのような対処法があるのか、などなどを調べることはしませんでした(いろいろ調べるのは手術日を決めてからのことです)。

なんか不思議と冷静に、専門医が説明してくれるって言うんだからとりあえず聴こう、

話はそれからだ

と思いました。

むしろ仕事でえらいミスをしたとかの方がドキドキする。少なくともこの時点では他人に迷惑はかけていないからね。

とりあえず病院を予約してメシ食ってオナラして風呂入って寝ました。
腹が座ってるのかバカなのか自分でもよくわかりません。

脳ドック受診時の血圧は、二回計測して一回目が140/93、二回目が120/87。
なんでこんなに差があるのかさっぱりわかりませんが、少なくとも一回目の数値は所謂「白衣血圧(病院にいるドキドキで通常より血圧が上がる現象、個人差あり)」の可能性はあるにせよ、立派な高血圧です。
その後すぐに血圧計を買いまして、しばらく継続して測っていましたが朝上が145とか平気で叩き出して、とてもまずかったですね。

1/100の確率

ともあれ「精密検査を勧めるよ、詳しい説明をするよ」ということなので、地元の総合病院の脳神経外科に予約をとり、2016年2月24日に妻と一緒に行きました。

その病院は脳神経外科では一定以上の実績と評価のある病院で、そもそも脳ドックはその病院で受けたのです。
で、最初に説明を受けたお医者さんも当然脳神経外科医で、かつ院長でした。そういう病院が地元にあってよかったなと思ったものです。その点ぼくはとても幸運でした。これが電車で何十分かかかるようなところならいろんな意味で負担があったことでしょう。
第一、信頼できる病院なりお医者さんなりを探す負荷がなかったことは大きいです。

そのときのお医者さんの説明は、

動脈瘤というのはかくかくしかじかの要因でかくかくしかじかの場所にできやすい、詳しくは調べてみないとわからないけどまあまあデカい、破裂のリスクはおおむね1%、処置方法としてはコイル塞栓と開頭クリッピングというふたつの方法がある、精密検査やら受診やらするなら担当医に話を繋ぐよ

というようなことでした。

そのときは

なーんだ破裂リスクは1%か、たいしたことねえな

と思ったのですが、落ち着いてよくよく考えると「100人に1人」。

え?100人に1人?

これは低いっちゃ低いけど「ほとんど無い」とも言えない確率です。
しかも経過期間が長ければそれだけ破裂確率は高まっていく。

そういうわけで、とにかく(医者が)状態をもっと正確に知る必要があると思い、担当医に繋いでもらって、ほぼ1カ月後の3月中旬に精密検査を受けることにしました。