不安とか恐怖とか

暗雲たちこめる空

脳動脈瘤の手術をすると、それがコイル塞栓術にせよ開頭クリッピング術にせよ、後遺症というか合併症のリスクはあります。意識障害、運動障害、失語、高次脳障害、視野障害などらしいです。どれも嫌だな。

いろいろ参考にさせていただいたサイトの経験者の方(その方も開頭クリッピング)は嗅覚障害が残ったとのことでした。その方は、最初は「なんだ匂いがわからなくなっただけか」と思っていたそうですが、やはり匂いがわからないということはいろいろ困るわけで、苦しんでいらっしゃいました。

匂いがわからないって、辛いよなあ。
味がわからなくなっても辛い。
何食っても何の味もしないなんて。

合併症への不安は当然あります

あるに決まってます。無い方がおかしい。

合併症が起きる確率はおおむね5%くらいのようです。割合だけで見れば動脈瘤破裂リスクよりも高い。

でも、もうそこはお医者さんを信頼して腹を括るしかない。

それ以外に何ができますか。何ができると言うのですか。
何かしら感覚が無くなるとか衰えるリスクと、出血して死ぬかもしれないリスクとでは死ぬかもしれないリスクの方が重大です。

手術への恐怖感も正直あります

外科手術はこれまで一度もやったことがありません。
全身麻酔だから術中は何も感じなくていいけど、その後のことです。

鎮痛剤を服用してもやはり激しく痛むでしょう。創部がどのように残るかとかは別にどうでもいいですが、側頭部を切開します。そのときに顎の筋肉も切ることになります。これが回復するまでには一定時間かかる。経験者の方の話だと、これがために最初のうちは口を開ける(喋る、あくびをする、咀嚼をする、歯を磨くなど)ことに恐怖を覚えたと。

痛いのヤダなあ。

でもまあこれも、

前代未聞空前絶後と言われる脳出血の痛みに比べれば

と考えるしかありません。

せいぜいプロテインを飲んで顎を動かすリハビリを地道にやるしかないでしょう。

手術後の追記です。

開頭クリッピング手術を受ける前、麻酔から覚めた途端高熱が出て壮絶な痛みがあるかもと覚悟はしていたけれど、ICUでの別な意味での苦痛を除けば、全く拍子抜けするほどのレベルだった。

破裂リスクへの不安や恐怖はあんまりないです

これが不思議なことに、脳動脈瘤が見つかったときも医者さんの話を聴いた後も「いつ破裂するかわからない!どうしようどうしよう!」的な不安は全くと言っていいほどありませんでした。

まあ確かに「いつ破裂するかわからない」のは確かですが、こんなに大きくなるまで破裂しなかったわけだし(ていうか言うまでもなく大きい方が破れやすいわけだが)、見つかる前の方が自堕落な生活を送っていたので、破裂するんならとっくにしてらあと思いました。

時期が未定なだけで手術すること自体は最初から考えていましたし、何度でも言いますが

見つかったら見つかったなりに気をつけていけばいいんです。

あれこれ考えたってしょうがないでしょう。
悩むエネルギーは破裂予防に向けた方がいい。

とか言ってられるのも、ぼくの場合「右中大脳動脈」っていう比較的浅い部分であり、ここは他の部位に比べて破裂率が低いと言われているからかもしれません。交通動脈とか内頚動脈とか脳底動脈とか脊骨動脈とか、もっと深いところだったり大事な神経に近いところだったらこんな能天気で悠長なことはとても言っていられないかもしれません。

補足です。

開頭手術に対する不安や恐怖について掘り下げが少し足りないかなと思ったのでこの手の投稿をしつこく書いてみる。脳動脈瘤破裂に対してではなく、開頭手術に対する不安や恐怖について。