喫煙破裂?

ダイナマイトを咥えて火をつけようとする男

タバコが他人にも本人にも百害あって一利なしということはわかっている。
てめえがタバコで勝手に死ぬ分には構わないが他人に迷惑かけんじゃねえよというのも十分理解できる。
未破裂脳動脈瘤に限らず、タバコが自他ともにどのような身体的害悪をもたらすかについてもまあ通り一遍のことは知っている。
わかっているが知っているがしかしやめられないでいる。
禁煙外来に通ってすらやめられないでいる。
保険料の無駄遣いをしてしまって国民の皆様にお詫びしなければならぬ。

ダメだおれはダメ人間だ。ダメダメだ。

脳血管的にもタバコはダメだタバコはダメだと言われている。どこ行ってもそう言われる。誰に訊いてもそう言われる。
未破裂脳動脈瘤に関しても、喫煙は破裂リスク因子に必ず挙がる。手術を勧める判断基準のひとつに患者の喫煙習慣の有無を加味することもあるようだ。

先日は麻酔科の先生に

手術までそんなに日数があるわけでもないからそれまではタバコ控えてください。

と言われた(「早くやめろや」という意味と「せめてそんくらいは我慢しろや」というふたつの意味があるんだろう)。
麻酔科の先生が言うのはわかる。
開頭手術で挿管とかあるし、それも麻酔で出ないような気もするけど咳だの痰だのが出ると面倒そうだから。

だがしかし実際のところ、未破裂脳動脈瘤に限った場合、タバコは脳動脈瘤に如何なるメカニズムでどのようにどの程度の悪影響を与えるのであろうか?
喫煙と破裂リスクの間にはどのような因果関係があるのだろうか?
そこのところがいまいち判然としない。
いいことは無いというのはわかる。
ではどこがどうよくないのか。
日本禁煙学会に訊けば納得のいく説明をしてくれるかな?
そういえばこういう話を主治医とはしたことがないな。今度訊いてみよう。

こういうことを考えるのは、決して自分の喫煙習慣ニコチン依存症を正当化しようとするものではない。純粋なる知的好奇心からである。
やめたくないからやめられないからあれこれ理屈をつけるものでもない。

話を元に戻すと、タバコが循環器系、とくに血管に与える悪影響はまず動脈硬化であり、喫煙時の血圧上昇だと言われているようだ。

しかし、

  1. 昨年の検査では喫煙歴30年のおれの血管年齢は実年齢相応であった(肺がんの疑いも今のところ無い)。
  2. 試しに何度かわざと喫煙しながら血圧を計測してみたが、おれの場合は特に顕著な血圧の上昇を確認できなかった(喫煙中と直後に上昇はしているようだが上130を超えることは稀で、上昇度も測定誤差の域を出るか出ないかの微妙なところ)。
  3. 喫煙習慣と慢性的高血圧との因果関係を証明する調査結果などは無いらしい。

繰り返して言うが、これは決して自分の喫煙習慣ニコチン依存症を正当化しようとするものではなく、やめたくないからあれこれ理屈をつけるものでもないく、やめられない言い訳でもない。決してそうではない。たぶん。

例えば飛行機に乗っているなど、どうしても吸えない状況にあれば吸わずにいられるわけだから(喫煙所を見つけちゃったりするともうダメなんだが)、

入院を機にタバコやめられそうな気がしてんすよね。

入院は長くて2週間と見積もっているが、その間当然タバコを吸えない。2週間もタバコを吸わないでいられるんだろうか?でも2週間の強制禁煙を機にそのままタバコを止められるんじゃないか?

淡い期待は所詮淡い期待でした。

未破裂脳動脈瘤があるというのに禁煙外来に通っても経過観察中に禁煙できず、入院したらやめられるかなと思ったけど退院日に早速一服。おれのこのダメ人間っぷりは一体どういうことなのか。