入院9日目術後7日目:手術から1週間、せつないミトンの朝の巻

now in hospital

結局昨日もよく眠れなかった。
ベルソムラがほんと効かない。困った。
寝ついたのはたぶん0時ごろで、3時ごろに覚醒しかけ、6時に起きた。
頭の異音と眼底痛対策のためベッドのリクライニング角度をこれまでより少し立ててみたが、その効果自体はあったようだ。
眼底痛はいつもほどではなく、昨夜もらった鎮痛剤もまだ飲まずにいられてはいる。
7時前に便通あり。割としっかりしたものがスポンと出た。

さて、今日で手術からちょうど1週間だ。
そう書くと「早いなあ」と思うのだが、ここに至る一日一日は長かった。
そろそろ仕事を再開しないとやばい。

7時すぎ、看護師さんが来て採血と点滴。今回は右腕。

コーヒー飲みたいけど、飲んじゃダメとは言われてないけど、どうしよう?採血終わってるから別にいいよな。
久々の点滴ハンガーつきでドリップコーヒーベンダーのところに行くが昨日の夜から準備中のままだ。がっかり。
仕方がないので缶コーヒーを買って病室に戻る。

病室に戻る途中、隣の病室の扉が開いていたので見るともなしにそちらに視線を向けると、朝の逆光に浮かび上がる白いミトンが目に飛び込んできた。

そういえば昨日深夜、何か大きな声で話しているようなのがどこからか聞こえたけど、この患者さんなのだろうか?

そういえばおれも手術前に「拘束同意書」に署名したんだった。

脳に損傷・障害を負うことで行為行動の抑制が効かなくなることもある、ということをすっかり忘れていた。
でもミトンを見た瞬間、それがリアルな映像でもって思い出され、そしてなんだかとても切なくなった。

血管も広義に臓器とするならばぼくは血管も立派な沈黙の臓器だと思う。そして未破裂脳動脈瘤は、よほどのことでない限り何の自覚症状もない。その存在に気づかない。まさに沈黙の病だ。