9日間の手術入院まとめ

点滴のイメージ

2018年2月5日午後から14日午前までの正味9日の入院期間中、可能な限りリアルタイムに近いかたちでその模様をお伝えしてきましたが、今回は簡単に振り返ってみます。

2月5日(月):入院初日手術前日

午前中は割とゆっくり過ごし午後から入院しました。
術前検査は1月17日に済ませており必要書類も揃えていたつもりでしたが、それでも新しい手続きが出てきたりいろんな説明を受けたりと病院に行ってからが結構慌ただしく、落ち着けたのは夕食からでした。

今日は開頭クリッピング手術入院の日。手術日を決めてから約3カ月、仕事的には事前に済ませておきたかったいくつかの課題は持ち越しているけど、個人的にはようやく来たかという感じ。
今日は開頭クリッピング手術入院の日。病院へのチェックインまではわりとのんびりだが、この後、落ち着いているような慌ただしいような、なんだかよくわからない状態になっていく。
今日は開頭クリッピング手術入院の日。事前検査は済ませているのでのんびりできると思っていたがとんでもない。入れ替わり立ち代わりいろんな人が来ていろんなことを言っていく。

2月6日(火):入院2日目手術当日:しんどかったICU

朝9時から手術でした。手術時間はおおむね5時間。
麻酔から覚めるとICU地獄が待っていました。
この日が最も辛いときでした。ICUにいること自体がものすごい苦痛でした。
創部とかは全く痛くないのに、この環境ではマジ死ぬと思った。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。6日に手術からのICU。何が苦痛って膀胱バルーンの違和感が酷くてこれが一番の苦痛。創部の痛みはないが頭痛はする。
手術の日の話は書いているけど、それを書いたときは術後わりとすぐだったので箇条書きみたいなものにしかなっていない。でも、まだふたつみっつ思ったこと感じたことがあったので補足する。

2月7日(水):入院3日目手術翌日:ICUを出て午後からは自立歩行も

幸いなことに経過がとてもよく、全身麻酔ではありがちと言われる吐き気なども全く無く、手術翌日の午前中にはICUを出ました。
尿道カテーテルが外れるのは通常は術後2日程度のようですが、もう膀胱バルーンが我慢ならず看護師さんを介して主治医に訴え、抜いてもらいました。
手術前にビビりまくっていた尿道カテーテル引き抜きはあっさりとしたものでした。
この日はいくつかのちょっとしたトラブルはあったものの、自分でも意外なほどに元気がありました。尿瓶への排尿の練習までしたのに午後には自分で歩行してトイレ(個室)に行きました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。6日に手術からのICU。7日、とりあえずICUを出た。手術は今のところ成功の模様。第一報でした。
未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院3日目手術翌日の模様。ICUをようやく脱出するがちょっとしたトラブル続出。テンション上がり病室内を歩き回る。

そういえば、どのタイミングでパンツを脱がされたのか定かではありませんが(手術室にはパンツ履いて入った)、気づいたら紙オムツ(手術前日に、ICUで使うからお尻拭きなどと一緒に用意しとけと言われたもの)を履かされていました。
幸い、ICU滞在中にウンコはしませんでした。

2月8日(木):入院4日目術後2日目:微熱と腫れと頭痛眼底痛

ICUを出たあとの調子が思いのほかよくテンションが上がったせいか、この日から少し熱を出しました。次第に顔も腫れてきました。
創部の痛みはほとんどありませんでしたが、頭痛と眼底痛が出てきました。

またここからよく眠れない日が続きます。
もうお粥を食べるのがとにかくつらくて、早く通常食に戻してもらいたかったです。
ちなみに尿道カテーテルの名残り違和感(排尿時の痺れ的な残尿感的な)はこの日いっぱいで消えました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院4日目術後2日の模様。ふだんの就寝姿勢がとれずよく眠れなかった。昨日のテンションはどこへやら。お粥責めに辟易する。
未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院4日目術後2日目の模様。創部はホッチキスの上にフィルムが貼ってあるだけ。見た目に痛々しいが痛みはほとんどなし。

2月9日(金):入院5日目術後3日目:線や管が全部外れて初シャワー、頭の中で変な音

心電図モニターも外れ、予定より早く点滴が終わりました。
尿道カテーテルはICUを出るときに外れているのでこれで全ての管や線が外れたことになります。創部のメンテも行われました。
術後初のシャワーを浴びました。ごはんはようやく通常食になりました。
頭痛と眼底痛はこの日がピークだったかもしれません。
またこの日から、頭の中で異音が発生するようになります。寝ようとするとこれがひどく気になってなかなか寝つけませんでした。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院5日目術後3日目の模様。頭痛と眼底痛は続くが、昨夜点滴が外れ、今日は創部のメンテナンス。まるでジッパー頭だ。
未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院5日目術後3日目の模様。ようやくお粥責めから解放される。さらに術後初シャワーとマイ枕で気分は上々!

でも点滴が抜けたのを幸いと、院内徘徊を始めました。用もないのにやたらとあっちこっち頻繁に歩き回っているので、後日主治医のひとりI先生に

病棟内でよくお見みかけしますねw 大丈夫ですねw

と言われてしまいましたw

ていうか、ベッドに寝ても座っても身体が痛くなるだけだし眼底痛のため画面系は何も見たくないので歩き回るほかなかったのです。

2月10日(土):入院6日目術後4日目:腫れが引き始め頭痛なども緩和

ICUを出た直後に聞いた「使ったクリップは一本」という話を思い出し、それが少々気になりました。
ですがそれをすぐさま確かめることはせず、主治医には主治医の意図や意思もあろうと思い、主治医から手術について然るべき話があるまでこちらからは持ち出すまいと思いました。
その点、ぼくは主治医を信頼していました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院6日目術後4日目。ICUを出た後に主治医と交わした会話を思い出し、その中でひとつ気になる点を思い出した。

入院生活にも倦んできたころ、シャンプー許可が出ました。
頭痛と眼底痛はまだちょっと酷いときもありました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院6日目術後4日目の模様。頭痛や睡眠の状況は上向いているが入院生活もそろそろしんどくなってきた感。

顔の腫れはひきはじめ、このころからメガネのツルを耳にかけることができるようになりましたが、主治医からは

患部、傷を圧迫するのはよくないからもうしばらくは耳にかけないでおいて。

と言われました。

2月11日(日):入院7日目術後5日目:依然気になる頭の中の異音、初シャンプー

頭の中の異音のバリエーションが増え、不快さが増してきました。
このせいでとにかく寝つきが悪くて参りました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院7日目術後5日目の模様。睡眠状況と眼底痛・頭痛は一進一退的。術後に頭の中で発生した音が気色悪くなってきた。
未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院7日目術後5日目の模様。頭の中の異音についていろいろ考えるに、これは再生の息吹なのだ!と思うことにしたが。

術後初シャンプーしました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院7日目術後5日目の模様。早く退院したい。今日は術後初のシャンプー!やさしく洗えば別になんということもない。

2月12日(月):入院8日目術後6日目:頭痛と眼底痛がぶり返すもインフルエンザより楽

睡眠不足と頭痛と眼底痛で少しグロッキーになりました。
主治医の勘違いで造影CTの日程が一日後になることが判明し、一旦上がったテンションがダダ下がりしてしまったことも影響したかもしれません。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院8日目術後6日目の模様。昼メシ近くまでグロッキー状態でベッドにいたが、頭痛・眼底痛は少しづつ引いてきた。
未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院8日目術後6日目の模様。病院支給の帽子から手拭いにチェンジ。開口や咀嚼はもう全く問題なし!明日は待望の造影CT。

ただ、入院前は痛みも熱もかなりあるだろうと相当覚悟していたのですが、去年のインフルエンザに比べたらたいしたことはありませんでした。

2月13日(火):入院9日目術後7日目:小康状態、造影CTと抜鈎

手術から1週間が経過しました。
開口・咀嚼には初めから何の問題もなく、食欲も旺盛で病院内徘徊も積極的に行っていますが、断続的な頭痛と眼底痛、寝しなの頭の異音にはまだ悩まされていました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院9日目術後7日目の模様。ふと目にした逆光に浮かび上がる白い拘束用ミトンにせつなくなった術後1週間めの朝だった。

午前中に造影CTを行い、午後に抜鈎。
その際、主治医に早く退院させろと軽く押してみたらあっさりOKが出ました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院9日目術後7日目の模様。朝イチの造影CTはあっけなく終了。そして待望の抜鈎。そしてそして明日退院!

夕方、造影CTの画像を見ながら、主治医から手術と現状についての詳しい説明がありました。
その際、ぼくが少し気になっていた点を確認し、十分納得しました。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院9日目術後7日目の模様。造影CTの結果を見ながら主治医の説明を聴く。クリップの数について大事な話をする。

2月14日(水):入院10日目というか退院、術後8日目

当初、退院はせいぜい15日か16日だろうと考えていました。職場復帰は19日からだろうと。
でもそれより早く退院できることになりました。
手術後の頭痛の程度も酷いときは酷いけど想像していたほどではなく、想定外の頭の異音には困ったけれどそれ以外には何も問題がないのはよかったです。

未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術のため2018年2月5日から入院。入院10日目というか退院。術後8日目。朝食に出たふりかけに見覚えあり。主治医担当医フルメンツによる最後の回診。

開頭クリッピング手術の入院期間はおおむね10~14日と言われているようです。そうするとぼくの場合ことさら超高速退院というわけでもないようですが、主治医の思惑としてはもう1~2日様子を見てもう一回くらいCTを撮りたかったようで、何度も

これはまだ少し早い退院ですから。

と言っていました。

ちなみに痛みは全くありませんし顔の腫れも完全にひいているのですが、退院日になってもメガネをかけたり外したりするときは傷口を刺激しないよう少し慎重にやっています。

主治医やスタッフの対応

主治医も担当医も、ICUにいるときからまめに顔を見せてくれて様子を確認してくれてとても安心できました。
看護師さんたちの対応も、たまに物忘れ的なことはありましたが特に大きな問題もなく、適度なフランクさでもって大事なところはちゃんと対応してもらえました。

義父母と妻のこと

現状、縁的にも所在的にも最も近しい親類である義父母はほぼ毎日といっていいくらい見舞に来てくれてありがたかったです。
妻は自分の体調が思わしくないときでも毎日顔を見せてくれ、「あれ持ってきて」「これ持ち帰って」という病人でもないのに病院にいるダンナの我儘によく応えてくれました。

個室でよかった

たまたま一泊5,000円というメニューがあったからこそなのですが(これがなければ相部屋にしていた)、4人部屋6人部屋だと1週間以上の入院はちょっとストレスだったろうなと思いました(アンギオ入院のときは2泊3日で4人部屋でした)。

ICUを出て何十分か滞在した6人部屋では、やはり周囲の会話が気になり、またこちらも遠慮や気遣いをしなければならず、ほっといてほしいのに話しかけられたり別に興味もない他人の身の上話的な病状話を聴かされたり、ちょっとした苦痛でした。

地獄のICUから出てきたばっかの人間にいろいろ話しかけんなよ、まったく。

備え付けシャワー使用不可というのが格安理由のひとつでしたがそんなことは全く問題にならず、快適な入院生活を過ごすことができました。ライティングデスクはPCで仕事をするのに重宝しました。

続きはこちら。

退院してからしばらくは毎日体調や痛みなどの状況を書いてきたけれど、順調に回復しているので特筆すべきことがなくなってしまった。せっかくなのでこれまでの退院後の経緯をまとめた。

「9日間の手術入院まとめ」への2件のコメント

  1. 1
    みやび says:

    退院おめでとうございます!早かったですね〜私は12日目で退院でした。くれぐれもご無理の無いようになさってくださいね。私が手術した時も事前にこのような詳しいブログがあれば不安感も違ったかも知れません。このブログで不安が軽くなってる方がたくさんいると思います。大変な中の更新お疲れ様でした、そしてありがとうございました。

    • 1.1
      筆者 says:

      みやびさん、ありがとうございます。大変うれしいです。
      そう言っていただけると書いた甲斐があるというか、できるだけタイムラグなく書くことで「生」感のあるものをお伝えする、あくまでひとつのケースに過ぎないがむしろ笑い飛ばすくらいの勢いで書いていたずらに不安を煽らないようにする、というこのブログの目的が果たせたようなものです。