さよならのコスト:未破裂脳動脈瘤始末費用

たくさんのレシート

人はただそこに存在するというだけで金のかかる哀しい生き物である。

生きるということはとどのつまりコストなのか。
人はコストのために生きているのか。
だとするなら人生とはなんと侘しくも世知辛いものであろうか。

嗚呼。

それはともかく、(未破裂脳動脈瘤が病気と言えるかどうかはさておき)病気をするとさらに金がかかる。

というわけで未破裂脳動脈瘤の開頭クリッピング手術および入院にかかった費用についてまとめてみる。医療保険の請求手続きはこれからなので最終的な金額はまだ出ていないけれど、ひとまず病院で精算した時点でのもの。

清算時にもらった書類は以下のとおり。
ちなみに入院日数は入院・退院が何時だろうと1日でカウントされる。よってぼくの場合、正味9日間でも書類上は10日間となる。

  1. 請求書兼領収書
  2. 領収書(精算機で出力されたもの)
  3. 診療明細書
  4. 退院証明書

それにしても、病院の明細書はなんで点数で書くかね。点数とかわからんよ。素直に金額で書けばいいのに。
それに「額面」も書いてほしかったな。本来いくらのものが健康保険でいくらになってさらに限度額適用でいくらになったのか、というあたりを知りたいのに。
ただまあ大雑把に、額面200万円程度で、健康保険の三割負担で50~60万円程度で、退院時精算が20~30万円といったところが世間相場のようで。

しっかり医療保険に入っている方は、一時的な持ち出しはあるにせよ最終的には(保険料は別として)「ほぼ無料」ということになるのだろう。
ぼくが未破裂脳動脈瘤発覚後1年を経過して加入した医療保険は加入後1年をギリギリ経過していないため保障が半分になる。まあいくらかは戻ってくるんじゃないかと思う。

ひとまず請求書兼領収書に記載されているものを(点数の記載の無い項目は除外して)転記する。これは健康保険の三割負担の上に限度額適用を受けた結果になっている。

No. 項目 点数 金額 備考
1 医学管理等 955点    
2 投薬料 10点    
3 手術・輸血料 140,860点   輸血はしていない
4 麻酔料 12,843点    
5 検査料 50点    
6 画像診断料 180点   CTやレントゲンか
7 入院料等(DPC) 36,471点   DPCって何?
8 入院料等(DPC以外) 7,649点    
9 診察費点数合計 199,018点    
10 一部負担金   181,722円  
11 食事療養費   7,920円  
健康保険適用診察費合計(1) 189,642円  
12 室料差額   48,600円 個室使用料
13 自費材料   2,160円 造影CT画像データ代
自費(2)  50,760円  
合計(1)+(2) 240,402円  

締めてざっと20万円(自費分除く)。

未破裂脳動脈瘤開頭クリッピング手術経験者の方々の貴重な情報をもとにあらかじめ見積もることができた金額とおおむね同じような感じだった。

おっと、これにはレンタルしたパジャマやタオルの費用は含まれていない。上記はあくまで病院に支払ったもので、パジャマなどはレンタル業者から後日請求書が届く。
それは1日500円くらいだったから10日だとしても5,000円+税程度か。

いずれにせよ、(医療保険の保障がゼロだったとしても)たったこれだけの自己負担でいつ破裂するかわからず放っておくほど破裂確率が高まる動脈瘤とオサラバできるのだから安いものだ。万一破裂した場合の治療費やそのほかの有形無形のコストは到底こんなものでは収まらない。

人はただそこにいるだけで金のかかる存在であるが、であるが故に金で解決できることも少なくないのであった。