なぜ経過観察が2年にも及んだか

まっすぐな長い道

知人から質問がありましたので。

40〜50歳で7mm級の未破裂脳動脈瘤が見つかったら、できるだけ早く問題を解決してしまいたいと考える人が多いのではないかと思います。
ぼくの場合、2016年1月の未破裂脳動脈瘤発覚から2018年2月の手術まで2年の間があります。この間は経過観察状態でしたが、ぼくみたいなケースだと経過観察期間の世間相場はせいぜい数カ月というところでしょう。

なのになぜぼくの経過期間は2年にも及んだのでしょう?

正直、ここまで経過観察を伸ばすつもりはありませんでした。
最初から手術をする腹づもりではあったのですが、入院期間をどこで確保するかが最大の問題でした。
手術をするのかしないのかとか病院をどこにするかといったことは正直どうでもよかったくらいです。それらはもう決めていたから。

開頭クリッピング手術を勧められても流石にその場で答えは出せない。手術そのものはいずれ受けるつもりだが、その時期を決められない。せいぜい気をつけることしかできないが、どうにかなる。

今にして思えば、というより正味9日間で退院して翌日から職場復帰した今だから言えるのですが、「2〜4週間かそれ以上(当初は万一のことも考えると最低それくらいはフル稼働不能の可能性があると考えていました)をどこで確保するか」ではなく、もっと早くに「とっとと確保してしまって入院までの間や入院の間の会社をどうするか」を考えた方がよかったのに、と思います。

当時はぼくが2〜4週間程度休んでもお金を稼ぐ仕事をしてくれるスタッフにも余裕がありましたし、どうしてもぼくにしかできない仕事は月末に集中していることや入院が医療費の関係上月の前半になることを考えれば、直接対面の打ち合わせが難しいということを除けば、問題はそれほど多くはなかったはずなんです。
よくよく考えれば、入院期間の確保は「最大の問題」であるにしても、決して「極めて難しい問題」というわけではなかったのです。

ですが当時は(基本的にはいつもですが)会社を回していくのにいっぱいいっぱいでなかなかそういう考え方になりませんでした。
勤め人の方には勤め人の苦労があるように零細事業主には零細事業主の苦労があります。
にしても「2〜4週間かそれ以上」という期間に囚われすぎていました。
これが経過観察が2年に及んだ理由のひとつです。
手術を焦っていたわけでも先延ばしにしたかったわけでもありませんが、これは実に大きな反省点です。

もうひとつの理由は、何度も書いているように「このくらいなら気をつけていけばしばらく破裂しない」と考えていたことです。

2017年9月、「入院期間をどこで確保するか」から「先に入院を決めてしまう」という考え方に切り替えるトリガーがあり、11月に手術日を決めました。

2017年11月8日、手術日決定。ぼくの場合どうやら1年半ほどが経過観察期間の限界だったようだ。こうなりゃやるしかない。早速予約をしたが諸般の事情により選択肢はひとつだけ。

2017年の6月から4カ月ほどはある理由から仕事というより経営に関してとても大きなストレスを感じる問題があった時期で、かつ仕事も忙しく、精神的にかなりしんどかったです。
ですが逆にそうした最中のトリガーだったし、11月には経営関係の問題にも目鼻がついたので、その後は開き直るかのようにあるいは弾けるように意外なほどクリアにもろもろ進めることができました。

入院がようやく現実味を帯びてきて、経験者の方のブログを読んだりこのブログを書き始めたのはその頃です。