主治医のひとこと Episode 4「コイルは無理」

男性医師のイメージ

最初の頃、ぼくの未破裂脳動脈瘤の治療について主治医は、

コイルは無理。

と言った。

それでぼくは開頭クリッピング手術しか選択肢がなくなったわけで、そういう意味では術式についていろいろ考える手間が省けてよかった。

ていうかより確実な方法ならぶっちゃけどっちでもよかった。

んで、実は手術後に知ったことなんだけど、主治医は血管内治療の専門医だったんである。

そこで「血管内治療専門医に開頭やってもらって大丈夫だったのか?」と心配になるかと思いきやさにあらず。全く逆。

血管内治療専門医が血管内治療ではダメだと言ったわけだから開頭クリッピング手術が正解だったんだとむしろ確信・安心したんだよね。

第一、専門とする術式にしか対応できないというわけじゃないし、だから手技にも疑問は持たなかった。

それに手術の難易度は

まあ、普通。

だったそうだし。

まあいずれにせよ何はともあれ誰が何と言おうととにかく、おれにとってはこの先生が名医だよ。

手術を3週間後に控えたインフォームドコンセント的な話のとき、ぼくの質問に対しての主治医のひとこと。このひとことの発し方で、主治医を信頼した。そしてこの主治医でよかったと思う。
ぼくは退院の翌日から職場復帰したが、それはかつて主治医が「9日で退院して翌日から働く人もいます」って言ったから「おれもそうしよう」と頑張ったのだ。だけど主治医はそのことを・・・
退院の前日、開頭クリッピング手術の内容や経過について説明を受けたとき、主治医は「リハビリとか無いですから」と言った。病院でやるリハビリというのはぼくの頭の中には全くなかった。

「主治医のひとこと Episode 4「コイルは無理」」への9件のコメント

  1. 2
    筆者 says:

    SHUさん、ご存知かもしれませんが、こちらの先生のブログもとても興味深いです。
    http://neurosurgeryjp.blog.fc2.com/

    • 2.1
      SHU says:

      はい!何かの拍子に検索にひっかかり読ませていただいたことがあります!
      予測脳のくだりは、非常に興味深かったです!なるほどなぁと。

  2. 1
    SHU says:

    全く私と同じです。私の主治医も血管内治療の専門医です。
    そして私の瘤も経過観察をしていたころから「この瘤にコイル塞栓術を選ぶ医者がいたらそれはチャレンジャー」と言い切りました。
    お医者さまによって違うかもしれませんが、
    主治医曰く、血管内治療より、クリッピングのほうがしんどい(難易度ではない)らしいです。できるならばコイルで始末したいとか・・。確かに時間かかりますよね。
    そもそも血管内治療の専門医は脳外科医として開頭術(クリッピング)ができることが前提の医者しか資格が取れないとどこかで見たことがあったので私の主治医も筆者さまの主治医も数少ない脳外科医の一人なんだと思います。
    とはいえ、開頭が不可能な状態の患者さんもいるでしょうから、「チャレンジ」する先生もいらっしゃるとは思いますが、そこはもう状況に応じて主治医の「得意な」方法でやってもらうのがベストだと私は思っています。
    どうしても開頭が嫌だからという理由で、コイル塞栓術してくれる医者を探し回る方もいらっしゃいますけど、私にはちょっと考えられないかな、と思います。(私の部位、状態に関して、という意味で、です)神戸にいらっしゃるあの名医なら何とかしてくれるのかな、とちょっとよぎりましたけどクリッピングに迷いはありませんでしたw

    • 1.1
      筆者 says:

      クリップかコイルかという選択肢がある場合は、よりダメージの少ないコイルにしたいなと考えるのは人情ですよね。
      それと、中にはそうした場合に自分の得意領域を推すお医者さんもいるようですが、それもまた人情ですよね。

      ちょっと調べてみたところ、詳しくはわかりませんが、日本脳神経血管内治療学会によれば、血管内治療専門医になるには、やはり一定の実務経験が必要なようです。
      http://jsnet.website/documents.php?id=40
      血管内治療もシビアなところあるようですから当然かもしれませんね。

      • 1.1.1
        SHU says:

        例の脳外科医の先生のアップされた、脳動脈シリーズにその答えがありました(;’∀’)
        まさに私が個人的にほしい言葉でした。
        上山先生ほどに優れていなくとも、神戸の先生みたくゴッドハンドと言われていなくてもその両方がバランスよくできて、判断能力がおありなんだ、ということは私には非常に心強かったのですが、その考えを裏打ちしてくださる記事ですごく嬉しいです。名医探しに奔走しなくてよかったな、と。まぁ私はそれほどの瘤ではないんですけど、世間はやたらセカンドセカンドと、雑音が多いのでw

        • 1.1.1.1
          筆者 says:

          成功してくれればその医師がその人にとっての名医でしょう。
          その人が「この医師なら成功させてくれそうだ」と確信できる医師がいればそれでいいんじゃないですかね。
          ただ、成功するか否かはやってみないとわからないという点が曲者で。
          信頼できる医師探しという意味では病院めぐりをする必要もあるでしょうし、実績と技術の評判が信頼するか否かの基準のすべてだ、あるいはそういうレベルの難易度なんだと思えばゴッドハンドや匠への依頼もあるでしょうし、いろんな意見を聴きたいという意味ではセカンドオピニオンもありでしょう。
          そのどれもが、まあ「人情」ですし「人それぞれ」でしょう。

          • 1.1.1.1.1
            SHU says:

            結果的にはそうなんですよね。
            詳しくは言えないんですけど、主治医の選択に関しては実は術前術後もちょっと「雑音」が入ったもんで (^_^;)
            あのブログを拝見して、自分の選択はまちがったなかったんだ、と再認識できたのが嬉しかっただけなんです。スミマセン。めちゃくちゃ個人的なコメントです!

        • 1.1.1.2
          筆者 says:

          すみません、その「答え」「ほしい言葉」とはどちらにありますか?