経過観察中最も留意したこと

経過観察中、取り組んだことは次のみっつ。いずれも血圧や血液や血管の状態を健全にするための「行為」だ。

実はこれら以外にも気をつけていたことがあった。
それは

未破裂脳動脈瘤を過度に意識しないこと。

これは「行為」ではなく「意識」の問題。
ぼくの場合「過度に意識しないように努めた」というよりは「過度に意識しなくなった」という方がより正確かもしれない。

食生活の改善を行いその効果がみるみるうちに現れると、血液検査の機会が欲しくなり(必要もないのに採血されたがるw)採血されるとその結果が待ち遠しくなった。
また結果としてダイエットになっていくとそれが嬉しくて楽しくなり、脳動脈瘤破裂リスク低減という本来目的を離れ、手段であったはずの血圧血液健全化やダイエットにどんどん意識が向いていった。

これは所謂「手段の目的化」だ。

普段なら「手段の目的化」は好ましくないものと捉えられる。

だけどこの場合、自分の意識が未破裂脳動脈瘤からさまざまな数値目標(血圧、血中のもろもろ、体重や腹周り寸法など)に向くのはとてもポジティブだった。
そして、こうして効果が出てるんだからそもそも年間破裂率わずか1%に過ぎない、つまりほとんど破裂しないものがそうやすやすと破裂するわけがないという自信のようなものすら出てきた。

これはいわばネガティブ・ターゲット・フィクセーションの逆で、「そこに目を向けない」悪く言えば「そこから目をそらす」ということになるかもしれない。
ぼくの場合そうすることによって発覚から手術までの2年余りたいした不安も感じずに過ごせてきたんだと思っている。

未破裂脳動脈瘤を過度に意識しないというのは、一番難しいことかもしれない。
でもぼくとしてはそれが経過観察中で一番大事なことだと思っている。

「経過観察中最も留意したこと」への2件のコメント

  1. 1
    SHU says:

    手段の目的化というより、血圧やらコレステロールのコントロールが独り歩きして手段でも目的でもなく、もはや「趣味の域」に達しているような・・(スミマセン)

    私の場合瘤が見つかった直後はその数値を上げてはいけない!と思うと食べられなくなったので、かなり体重もコレステロールを落ちた記憶があります。
    また、血圧も、「毎日測っては一喜一憂する」という逆に不安を生産しておりました。
    経過観察中にメニエールなんぞにかかったから、大量のステロイドで血圧跳ね上がるから、かかりつけ医でもらっていた降圧剤を倍にしてもらいましたw
    努力とかのレベルじゃなく病的ですよねw

    でも長く経過観察していると、瘤への意識は薄れていくなぁと思いますね。。

    • 1.1
      筆者 says:

      あはは、確かにダイエットは趣味になりかけましたね。
      昨年末くらいの「なんとかあと1kg」のときなんかは未破裂脳動脈瘤のことは忘れてました。
      あと確かに血圧は発覚後3ケ月くらいは数値には神経質でした。
      でも睡眠時無呼吸症候群対応と食事療法?で安定してくるともう計測すらしなくなりました。
      経過観察も2回目の検査(約1年後)くらいの時期になると、未破裂脳動脈瘤のことはあんまり気にしなくなりましたね。薄れていきますね。